タオの月
封印から目覚めた怪物を倒すべく、地球人と異星人が力を合わせて戦う姿を描いたSF時代劇。雨宮慶太監督作品。
1997年11月29日公開。カラー 96分。
ストーリー
戦国の乱世、浅見忠興の家臣が、野伏りから、石をも一刀両断にできるだけでなく、こぼれた刃も自ら再生してしまう不思議な力を持った刀を奪ってきた。かつて忠興の部下であった道士・酔狂と、若武者・疾風は、忠興の命をうけ、刀の謎を探るために、謎のひそむ宝剣山へと向かった。
時を同じくして、宇宙の彼方から戦闘服に身を包んだ美しい異形の戦士3人が、宝剣山に降り立った。異星人同士の闘争。それを目撃した森の少女・れんげは、傷ついた異星人のひとりから「タオ」という鈴を授けられる。
野伏りの里に潜入した酔狂と疾風は、そこで角行と名乗る呪術者と対峙する。その最中、異星人の祖先が作り出した怪物「マカラガ」が人々の生き血を吸って甦った。角行のエネルギーをも吸って巨大化したマカラガを退治するため、酔狂たちは異星人と力を合わせて攻撃を展開するが、全く歯が立たない。
マカラガを倒せる唯一の手段はタオである。はたして、酔狂達はマカラガを封印できるのか。
スタッフ
- 監督 : 雨宮慶太
- 制作 : 渡辺繁
- プロデューサー : 久保聡、田口聖
- 脚本 : 田中徹、松本肇、雨宮慶太
- 撮影 : 木所寛
- 音楽 : BUDDY-ZOO、太田浩一、木下伸司
- 美術 : 井口昭彦
- 編集 : 普嶋信一
- 助監督 : 金子功
- キャラクターデザイン : 雨宮慶太
- コスチュームデザイン : 寺田克也
- ビジュアルエフェクト : 松本肇
- 特殊メイク : 中田彰輝
- 刺青 : 栩野幸知
- 衣装 : 竹田団吾、福田明
- スタント : 吉田瑞穂、関誉枝恵
- 製作 : バンダイビジュアル
- 製作協力 : クラウド
キャスト
- アビラ/マリエン/クズト : 森山祐子
- 酔狂 : 永島敏行
- 疾風 : 阿部寛
- れんげ : 吉野紗香
- 角行 : 榎木孝明
- 忠興 : 谷啓
- 武器庫番 : 蛍雪次朗
- 門番 : 井田州彦
- 泥丸 : ジーコ内山
- 山助 : 館正貴
- 従者 : 松本肇
- 側近右 : 小松沢陽一
- 側近左 : 江並直美
- デブンの女神 : 川村千里
- マカラガ : 佐々木俊宣
- 野伏エキストラ : 破李拳竜、白石雅彦
ソフト
ビデオ
タオの月 [VHS] - バンダイ BES-2068 1998年6月25日発売 16,800円
DVD
タオの月 [DVD] - バンダイ BCBJ-1679 2003年10月24日発売 5,040円
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レビュー
正義の味方・森山ゆうこさんは、3人の宇宙人を好演。 映像、特撮は見事ですね。 ただ、ストーリーとアクションは??? 「マカラガ」も日光の下ではちょっと・・・。
雨宮監督の映画は、歌舞伎的な見栄が多いような感じがします。カットとしては綺麗なのでしょうが、そこでワンテンポずれてしまうんですよね、こちらが期待している流れと。近年になるにつれ、それが顕著になっているような気がします。流れよりも映像を優先させてしまっているような・・・。(あくまで私見ですので、気に触った方にはごめんなさい)